洪水の安全と備え
をすべきか
豪雨や豪雪に見舞われる地域では、大洪水のリスクが毎年発生します。洪水は、雨、急激な雪解け、または熱帯低気圧による高潮や沿岸地域の津波によって生じる場合があります。
世界保健機関(WHO)は、洪水を世界で最も発生しやすい自然災害の第1位としています。さらに、洪水の頻度と激しさは、驚異的な勢いで増しています。洪水が発生した場合に備えて、自分自身や大切な人たちに今すぐ対策を講じることが重要です。
WHOと赤十字社の専門家は、洪水前、洪水中、洪水後に以下の行動をとることを推奨しています。

- 洪水発生前
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- 洪水のリスクを理解する
- 自宅周辺や地域社会に影響を及ぼす可能性のある洪水の種類について学びましょう。洪水の種類には、鉄砲水、河川の氾濫、高潮、海岸洪水、土石流、氷・土石流、雪解け水
- 、ダムの決壊、堤防の決壊などがあります。
- 自宅周辺や地域の洪水リスクを確認しておきましょう。Global Flood Databaseでは、洪水が発生した場所と、将来的に甚大な被害を受ける可能性のある人々について詳しく調べることができます。
- 鉄砲水:突然、激しい勢いで発生することがあります。予兆はほとんどありません。すぐに避難できる高台の場所を決めておきましょう。洪水が発生する前から高台に移動する
- 計画を立てておきましょう。
- 河川の氾濫:河川が氾濫しやすい地域にいるかどうかを確認しておきましょう。避難計画を見直し、当局が避難を勧告した場合に速やかに避難できるようにしましょう。
- 高潮:地元当局から避難勧告が出たら、すぐに避難できるように準備しておきましょう。高潮が発生すると、水位が急速に上昇し、わずか数分で広い地域が洪水に見舞われることがあります。
- 海岸洪水:地元当局から避難勧告が出たら、すぐに避難できるように準備しておきましょう。洪水が発生する前に内陸に移動しましょう。
- 洪水発生中
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常に最新情報を確認:ラジオやテレビに耳を傾け、インターネットやSNSで最新情報を入手しましょう。また、WBD Alertsに登録し、最新情報やリソースが届くようにしてください。
米国では、特定の地域で洪水や鉄砲水が発生する可能性がある状況が検出された場合、アメリカ国立気象局(NWS)が洪水注意報/鉄砲水注意報を発令します。Flood WatchとFlood Warningの違いを確認してください。
避難指示を確認:家を出るときは鍵をかけましょう。時間があれば、電化製品等のプラグをコンセントから外しましょう。
洪水から逃げましょう。溺れないように注意:洪水で発生した水の中を歩いたり、泳いだり、運転したりしないでください。15センチほど水が流れるだけで、足を取られてしまいます。水の流れに足を取られた場合は、できるだけ高い場所に移動してください。水は見た目よりも深く
、鋭利なもの、崩壊した路面、電線、化学物質などの危険が流れてくる可能性もあるので注意してください。
高台に移動:洪水が起こりやすい地域に住んでいる場合や、低地でキャンプをしている場合は、すぐに高台に避難しましょう。
- 洪水発生後
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洪水発生後に目に見える被害は、壊滅的です。しかし、目に見えない被害も同じく危険です。洪水で発生した水は、下水や化学物質で汚染されていることがよくあります。ガス漏れや電流の流れている送電線も、命に関わる被害をもたらす可能性があります。
家族や親しい人に連絡:家族や親しい人に、無事であることを知らせておきましょう。
常に最新情報を確認:地元のニュースなどで道路状況の最新情報を入手しましょう。洪水発生後に水を飲んだり、調理したり、掃除したりしても安全であることを確認しましょう。
洪水で発生した水を回避:溜まり水には、毒素や化学物質をはじめとした数多くの危険が潜んでいます。水中には鋭利なものがあるかもしれませんし、道路が崩壊しているかもしれません。
被災地域を回避:被災地には立ち入らないでください。救助やその他の緊急活動の妨げになります。
通行止めや注意の標識に注意:通行止めなどの標識は、安全のために設置されています。注意しましょう!
安全確認完了を待機:洪水で被害を受けた家屋や建物には、当局から「安全確認完了」の指示があるまで立ち入らないでください。浸水被害を受けた建物に入る場合は、細心の注意を払ってください。
資料
- アメリカ赤十字社:Flood Safety
- Global Flood Database:Global Flood Risk Management
- アメリカ国立気象局:Flood Safety Tips and Resources
- Ready.gov:Preparing for a flood
- 世界保健機関(WHO):Floods